ジャーマンブラスが演奏する戦いの組曲(として日本で知られている曲)

ジャーマンブラスの超絶技巧でバロック音楽を楽しむ

ep.40で取り上げたジャーマンブラスが演奏する戦いの組曲が収録されたアルバムです。
ep.40 ふつおたのコーナー

こちらで試聴できます!

戦いの組曲とは、フィリップジョーンズがつけた名前だそうで、原曲には明確な表題がないようです。
このアルバムでは、「10人の金管奏者のための組曲(サミュエル・シャイト)」となっています。

トランペットの超絶技巧を浴びる

このCDの聴きどころを一つ挙げるとすれば、1stトランペットのギュンター・ベーツという奏者のテクニックでしょう。
現在ジャーマンブラスのほとんどの演奏で1stトランペットを担当しているのはマティアス・ヘフスです。ヘフスも抜群のテクニックと素晴らしい音色で、本当に素晴らしい演奏をいくつも生み出しています。
一方、このCDで1stトランペットを務めているベーツは音色、テクニックにプラスして、さらに圧倒的なパワーを兼ね備えているのです。
例えるなら普通の奏者が乗用車のエンジンだとすれば、ベーツはF1用のエンジンを積んでいるようなイメージです。
特に3曲目のGalliardと5曲目のGalliarda Battagliaではまさに超絶技巧と言える、高音域での抜群のテクニックを披露しています。
一方2曲目のCourantではゆったりとしたテンポの甘美なメロディーを、豊かな音色で奏でており、表現の幅の広さに本当に驚かされます。
また、4本のトランペットが交互にメロディーを吹いているのですが、「いつ変わったの!?」という感じで、完璧なメロディーの受け渡しも聴きどころの一つです。

フィリップジョーンズの戦いの組曲も素晴らしいですが、この演奏も間違いなく一聴の価値ありです。
金管アンサンブルの器の大きさを感じられると思います!

CDが購入できるサイト
タワーレコードオンライン